これから結婚や同棲などで2人暮らしを始める人におすすめの物件を紹介します。
アパートやマンションに関する不動産投資と言えば、単身用のワンルームマンションが大部分を占め、次に多いのがファミリー用のファミリーマンションでしょう。
しかし、最近注目されているターゲット層があります。
それは2人暮らし世帯です。
とは言っても、贅沢に1人で住むのもよし、子どもが小さければ3人で済むのもよし。
つまり、小さすぎず、大きすぎずというサイズ感の物件に人気の兆しが出てきています。
今までも普通にあったのですが、使い勝手の良さが受けて、新築物件数が増えているのです。
通称、コンパクトマンション。
コンパクトマンションとは、1LDKや2LDKという間取りが多く、30~50㎡ぐらいの広さが一般的です。
このようなマンションの一番多い世帯人数は、2人かと思います。
そこで、先ほど言った使い勝手の良さと言ったのは、次のような理由があります。
結婚をするとなると、どこに住みますか?
そのほとんどの人は、まずは賃貸と答えるでしょう。
つまり、コンパクトマンションに住まれる人が多いのです。
僕からの提案は、「借りるんじゃなくて、買えば?」です。
賃貸に住んでいる人がマイホームを買うタイミングは、人それぞれでしょうが、子供ができるタイミングが多いでしょうか。
いずれにしても、一番遅いタイミングで言うと、子供部屋が必要になってきたときなど、部屋が足りなくなってきたタイミングでしょう。
結婚して、子供部屋を分け与えるまで、長くて5~10年ぐらいは賃貸に住むことになります。
その間支払う賃料は大家さんの懐を温めるだけで、自分たちの懐は寒くなる一方です。
大家さんは資産を増やし、自分たちは資産を減らす。
ということは、自分でコンパクトマンションの1室を買ってしまって、自分たちが住んでいる間は自分でローンを払って、自分たちが引っ越ししたらコンパクトマンションに賃貸で住みたい人に貸したらいいのです。
・自分が賃貸を借りた場合 ⇒ 大家さんの物件元金(自分のお金)+金利(自分のお金)
・自分で購入した場合 ⇒ 自分の物件元金(自分のお金)+金利(自分のお金)
引っ越し後、賃貸させると ⇒ 自分の物件元金(入居者のお金)+金利(入居者のお金)
となります。
つまり、自分が住んでいる間は自分のお金で物件を自分の資産にしていき、賃貸させると他人のお金で物件を自分の資産にしていきます。
他人のお金でローンを返済して、抵当権のない不動産を手に入れることができるのです。
そして、もう一つメリットがあります。
自分が賃貸を借りた場合の賃料と物件を購入した際のローンの月額を比べると、ローン月額の方が金額が高くなることはほぼありません。
賃料は地域の相場で決まります。逆に言うと、投資を目的に購入する場合は、毎月のローンが賃料よりも高いと投資が成り立たないので、そもそもそんな物件は作られません。
ということは、投資として考えたときに利益が出るような賃料が設定されます。少しぐらい下落してもローン月額を下回らない賃料設定ができるように販売されます。というか、そのような物件しか本来作られてはダメです。
物件価格が上がってしまった東京では、ローンが賃料で賄えない、赤字の部分は保険代だと思ってくださいなんて言葉を売り文句に販売されることがあるようですが、そんなの投資として間違っています。
買ったとたんに毎月支払いが発生することが確定している投資なんて、意味が分かりません。
なので、本来賃料を下げざるを得なくなっても、少しの間空室になっても耐えられるぐらいのローン額で済む物件を選ぶべきです。
ということは、その余裕分というのは、大家さんの物件価値からはみ出た利益です。
なので、自分で物件を買えば、この利益分の支払いを減らすことができるのです。
まとめると、自分で物件を購入すると、①支払った分だけ自分の資産になる(ローンの元金部分が減る)、②借りた場合の賃料より買った場合のローン月額の方が金額が小さい、という2つのメリットがあります。
これから2人で住むという人たちが絶えることはありません。ずっと需要のある分野です。
その人たちはたいてい賃貸を探します。そのような人たちに、自分が住んでいた物件を貸すだけ。
物件を間違わなければ、ほぼ確実に勝てる方法です。自分たちの住み家だったので、一石二鳥ですね!
また、東京では最近駅から徒歩10以内の立地に建設されることが多くなっています。
立地が抜群にいいので、需要がなくなることはなさそうですね。むしろ今後価値が上昇して売却益も狙えるかもしれません。
東京ではワンルームマンションの規制が厳しくなり、ワンルームマンションであってもコンパクトマンションのような間取りの部屋も一定の割合確保しなければなくなりました。
ということは、2人世帯用の間取りの部屋も一定数作られることが想定されるので、これから2人暮らしを予定されている方は、ぜひコンパクトマンション投資を考えられてみてはいかがでしょうか?